日頃の疲れがなかなか取れなくて…とういう方は多いと思います。また特にこの時期はいつもより余計疲れも感じ易いですよね。
さまざまな疲労回復方法があると思いますが、ここでお薦めしたいのは「クエン酸」を日頃から摂ることです。
クエン酸とは何か?これは特に柑橘類などに含まれる有機化合物です。解りやすい物で例えればレモン・グレープフルーツ・オレンジ、そして梅干しや酢などのスッパイと感じる成分のことです。
疲れた時、食欲が無い時など何となく自然に身体が欲する経験があると思います。中学や高校の部活で疲れた時にレモンスライスの蜂蜜漬け(もしくは砂糖)を食べたり、夏バテしないように「梅干しを食べなさい!」とお母さんに言われた経験があるんではないでしょうか?知らず知らず小さいころから言われてやってた事で大変理にかなっているものがたくさんあります。クエン酸もその一つだと思います。
このスッパイ成分の何が良いかというと、この酸味(さっぱり感)が食欲増進に働くというのももちろんあるのですが、私たちの身体の活動においての重要なメカニズムに関わっているということです。
それは「クエン酸回路(サイクル)」または「TCA回路」といいます。
これはエネルギー生産工場で、人において最も主要と考えられる代謝経路です。食物から摂取した脂質・糖質・アミノ酸などは必ずこの経路を経て分解されます。その分解の過程においてエネルギーを生産していて、このクエン酸回路がうまく働くことで効率良くエネルギー作り出され、燃焼されて活動できるのです。そしてその中で不必要なものは最終的に炭酸ガスと水になって身体から排出されるという回路(サイクル)です。
クエン酸を摂ることによりこの働きをより活性化することで疲労回復にも役立ちます。
特に運動を続けているとこのクエン酸回路の働きが落ちてくるのですが、クエン酸(+糖分)を補給することで再びクエン酸回路が活性化します。
また、今まで疲労物質と言われていた乳酸も疲労物質ではなく、クエン酸回路が活性化することでエネルギーの元として再利用します。
クエン酸の働きはそれだけではなく、キレート作用(ギリシャ語でカニのはさみ)がありミネラルの吸収を助けます。体内に入った金属ミネラルを包み込み酸化を事前に防止します。細胞や血管を傷つけ、動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こすと言われている活性酸素もできにくくしてくれると言われています。
また、身体のpH値の調整し細胞での代謝お円滑にします。通常健康な人の身体は弱アルカリ性(pH7.4くらい)ですが、疲れてきたりすると酸性に傾くのですが、クエン酸を摂ることで調整し正常化できます。糖尿病にも良いとされています。
尿もアルカリ化する作用があるので尿酸値が高い方にも低下に繋がります。
その他にも肝臓、皮膚、免疫力、などさまざま作用が期待できます。クエン酸回路が正常に働くということは、身体の細胞が活発に働くわけですから全てにおいて良いと言うことです。
クエン酸の効率的な摂り方は一度に大量に摂るのでなく、こまめに摂るとです。目安としては一日2g~スポーツする人や疲れが酷い人が5gくらい(この場合クエン酸の粉末が便利です)が良いと思います。
ただ大量にとっても余剰分は尿で排出されてしまいますので注意してください。クエン酸の粉末はドラックストアやネットで手軽に買えます。
一番は日頃から酢を使った料理や飲み物、梅干しや柑橘系の果物をこまめに摂ることを心がけることが良いと思います。
ちなみに、自分は昼には梅干しを食べ、夜には穀物酢を100%のリンゴジュースで5倍位に割った物を毎日飲んでます!美味しくて飲みやすいのでオススメです。
梅雨、そしてこらから暑い夏(今年も猛暑になるらしい)に向けて身体の中からも体調管理に努めましょう! つぶやきバックナンバー
ふじみ野 整体 カイロプラクティック Healing & Care 市沢カイロプラクティック 嶋田