最近、インフルエンザも流行っているようなので、日ごろから簡単に予防に役立つ事を一つ。
その一つに「鼻呼吸」を挙げたいと思います。
普段意識せずに行っている呼吸ですが、本来、哺乳類は進化の過程から「鼻」で呼吸する前提の構造になっています。
もちろんヒトも例外ではないのですが、進化によって「直立二足歩行」と「言葉」という能力を持つことによって顔の構造にも変化がうまれ、鼻から喉、口から喉の構造にも他の哺乳類とは違う変化がおきました。そのことにより口からでも呼吸ができるようになりました。
実は口呼吸ができるのは哺乳類では1歳以降の人間だけです!
(ちなみに犬がハァハァいってるのは呼吸ではなく、ヒトと違って皮膚呼吸(発汗)が出来ないので呼気から熱を捨て体温を下げている姿です。)
では、なぜ「鼻呼吸」が良いかというと、
鼻は臭いをかぎ分ける・かぎ取るだけの器官ではなく、精巧につくられたエアーコンディショナーであり、からだを守る生体防御システムだからです。
空気中にはさまざまな細菌、ウィルス、ゴミ、ホコリ、など無数のものが飛び交っているのですが、
鼻から入った空気は気道の表面にある細かな毛が生えいて、常に粘液で濡れたところを通ることにより吸着し、鼻水として外に運びだしているのです。
更に鼻から吸い込んだ空気は奥にある副鼻腔を通ることによって適度な温度と、乾いた空気なは100%近く加湿されることによってインフルエンザウイルスのように、寒くて乾燥した空気を漂っている病原菌には特に効果的で感染を抑えてくれます。
未然に体内に取り込まれるのを防いでいるのです。もともと備わっている素晴らしい機能なのです。
普段、テレビを見ている時などリラックスしている時、食べる時に口を閉じないで食べる癖がある人は口呼吸になっている可能性がありますので、日ごろから口は閉じて鼻で呼吸するよう心がけると良いと思います!
鼻呼吸の効果はそれだけではないのですが、今回はごく一部だけ。
注意:鼻呼吸をすれば絶対インフルエンザや風邪その他アレルギー反応が起こらないわけではありません。基本的な手洗い・うがい、バランスの摂れた食事、十分な睡眠、適度な運動(歩行)などの心がけは重要です。
ふじみ野 整体 カイロプラクティック Healing&Care 市沢カイロプラクティック 嶋田