先日テレビ番組で「寝たきりが少ない県ランキング」で埼玉県が全国一位になってました。その理由と考えられるのは
①80歳以上の高齢者でもサッカーをしている人が多く、サッカーをしている人の割合は静岡県と並んで1位
②自転車保有率全国1位
③ペットに最もお金を掛ける都道府県1位 (犬を飼っている割合は4位)
だそうです。番組でも一生懸命その理由を探しているのが面白かったです。何せ県民にインタビューしても「特に何もしてない」「特に何もない」「特徴がないのが埼玉の特徴」言う答えしか返ってこなかったからです。そこから何とか探し出した考えられる理由がこの3つだそうです。ただ①は少し無理があるような感じてたのですが、やはり番組でも県民全員がサッカーをしている訳でもない付け加えていました。(特に女性はあまり当てはまらない)残すは②と③が「寝たきりが少ない」最大の理由に違いないとのことでした。
確かに下半身の強化として全て当てはまると思います。下半身の筋肉・骨を鍛えるには適度な運動(負荷)を掛けることが必要ですし、使わないと弱くなることは皆さん十分知っていると思いますが、ここで注目したいのが特に②の自転車です。
特に自転車は健康ブームや震災以降使用する人が増えたと思います。実は日常的に自転車を使う人に腰痛や股関節痛を訴える人も少なくありません。なぜがというと、上からの自重が掛り、二足の足で地面に立つことで足裏・足首・膝・股関節から骨盤へ地面からの反力が掛り骨盤の関節が安定する構造になっています。ところが自転車に乗っている時はサドルが支点となって一点で骨盤を支えるために両側にある骨盤の関節を開く状態になってしまうので不安定になり、周辺の関節・靭帯・筋肉に過剰に負担が掛り腰痛や股関節への影響が出てきます。競輪選手達の職業病は腰痛と言われているくらいです。選手達はゴムチューブやバンドを巻いて骨盤が緩まないように対処をしているようです。
確かに番組のデータで出ていた通り太モモに筋肉は鍛えられるのですが、ペダルを漕いでいる時には二足で立ち、歩くためにも重要であり、第二の心臓と言われる「ふくらはぎ」もほとんど使っていません。競輪選手は凄い太いモモをしていますが、ふくらはぎを使わないために立ち姿勢ではすぐに疲れ、歩行を苦手とする選手が多いようです。(今では重要性が認識されトレーニングが行われているようです。)
ふくらはぎを使うことで血液を下から上に押し返すポンプ作用が働いて血液やリンパの循環が促されます。また血液循環が良くなる事で心臓への負担が軽減されます。また、中学・高校の時に自転車通学をしていた女子に生理痛が多いなどの統計もあります。成長期に骨盤が開くことで歪み生じ当然のこながら中に納まっている臓器(子宮や卵巣など)にも大きく影響出ている結果とみられます。
ただ、自転車に絶対乗ってはダメというわけではなく、自転車に乗った後や普段からふくらはぎを使う歩行の時間も取ってもらいたいと思います。いつも自転車で行ってしまう近い距離は歩いて行ってみるとか最初はちょっとしたこから始めると良いと思います。
また犬の散歩も非常に良いんですが、散歩の時はなるべく軽装でスニーカーを履くことと、身体が同じ側に捻じれるのを防止するために常に同じ側でリードを持たないようにしましょう!
更に健康的になるためには、やはり手ぶらで犬なしでのウォーキングが一番です。効果的なウォーキング方法を知りたい方は当院までお気軽にお問合せください。
ふじみ野 整体 カイロプラクティック Healig & Care 市沢カイロプラクティック 嶋田