日頃から肩甲骨を意識して動かしている人は少ないんではないでしょうか?患者さんに「肩を回してみてください」と言ってやってもらうと、ほとんどに人は「腕回し」の状態で肩甲骨が動かせていません。というようより本来もっている機能を使えていないといった方が良いかもしれません。肩の運動で代表的なバンザイをする、前からや後ろから大きく腕を回す、後ろに腕をまわすなど、その他にも色々な動き(自由度)があります。それは肩関節(肩甲骨と上腕骨)の構造によるもので、上腕骨は関節にはまり込んでるのではなく肩甲骨の関節面と接していて腕を靭帯と筋肉で吊るされている状態です。だから色々な動きが出来るわけです。(その反面関節としは弱い部分もあるということもいえます。)
肩甲骨と上腕骨の関節では靭帯が包み込むように関節を支え、肩甲骨と腕を繋ぐ筋肉群をはじめ、肩甲骨と繋がっている筋肉群(首の周辺・肩や肋骨など)は大小多数存在します。そのほか肩(肩甲骨)の動きには鎖骨・胸郭も大きく関わっています。それは何を意味してるかというと「さまざまな動きに関与する!」ということです。さまざまな動きができる構造や機能があるのも関わらずあまり使わない、もしくは偏った使い方を長い間している状態だと使わな過ぎるところは弱くなり、使いすぎるところは疲労や故障が起きやすくなります。また肩甲骨の動きは骨盤の動きとも関係深いところでもあります。(例:歩行時には自然と右腕が前に振り出している時→左足が前に振り出している)
身体全体の動きに関与しているといっても良いくらいかもしれません。肩甲骨を動かすことで肩周辺の血流改善(老廃物の回収、酸素と栄養供給)、リンパ液の流れの改善、肩甲骨周囲の多く存在する褐色脂肪細胞の活動促進(代謝効率が高まる)、姿勢の改善などに効果を発揮します!
特に日頃から運動をしていない方、デスクワークや手元の作業が多い方は一定の動作ばかりになりがちですので意識的に肩甲骨を動かす必要があります。ちょっとした合間などに昔をやったラジオ体操を思い出して肩の体操・ストレッチをやるのも良いでしょう!ただやる時は、ゆっくりと丁寧・確実にやることです。けして子供の頃のように適当にやっては意味がありませんのでご注意を!
腕はなるべく真っ直ぐにして耳の横にくるように、常に肩甲骨を意識して行うのがポイントです!
呼吸はまず一回大きく口から吐いて(ため息をつくように)から、鼻から吸って、口から吐くをゆっくりやるようにしましょう!
(鼻呼吸することで頭もスッキリしますよ!)
詳しく体操やストレッチなど知りたい方はお気軽に問い合わせください。
ふじみ野 整体 カイロプラクティック Healing & Care 市沢カイロプラクティック 嶋田