数日前に、今、スマホ症候群が深刻な問題になっていると目にしました。
ここ数年のスマホの普及率は凄まじいものがあり、今や小学生でも持ってる時代ですね。
パソコンもそうですが、より身近でどこででも操作できるスマホは便利ですが、身体にとっては大きな代償になる場合があります。
特に首に掛かる負担は大きく、頭を前に倒した猫背姿勢は通常の首の後ろの筋群に掛かる負担の3倍とも言われています。
通常の首の関節は前に弯曲して頭を中心軸(骨格)で支えているので筋肉には負担が少ないのですが、頭が前倒しになるとその弯曲がなくなる状態になります。元々、前に弯曲になるような骨・関節・周辺組織は構造になっているので、反対方向に関節が引っ張られる状態になると周辺組織が支えようとするために緊張が強くなります。いわゆるコリの状態です。
その状態が長く続くと前に弯曲(前弯)が無くなりストレートネックや逆方向に弯曲(後弯)になる要因となります。すると関節・筋肉だけではなく、神経系や血管系のも多大なるストレスを引き起こすことになる場合があります。
患者さんの中には生まれつきだと病院で言われたという方もいましたが、それはほとんどないと思います。何故かというと生まれてから、寝返りを打つようになり、うつ伏せで頭を起こすことができ、ハイハイ、掴まり立ち、ヨチヨチ歩き、二本足で立って歩くという過程の中で首の前の弯曲(前弯)は作られていくからです。小さい頃からストレートネックと言われてる方は後天的要素(環境・運動など)の方が大きいとおもいます。
〈症状としては〉
首・肩コリはもちろんですが、肩や手までのシビレ・頭痛・めまい・耳鳴り・ドライアイ・ドライマウス(虫歯・歯周病・口臭)・不眠・腰痛・自律神経の乱れよる身体の様々な不調・精神障害、等を引き起こす要因にもなりえます。こう見ると怖いですね!
〈予防法としては〉
・一番はスマホを使わないことですが、そんなわけにもいきませんので、使う時間を長時間にならないようにしましょう!(長くても15~20分位)
・下向きにならない姿勢で操作するのも大事です。眼(眼窩)が垂直になる位置であれば負担は少ないです。なるべく眼の高さで!
〈疲れた後は〉
・背筋を伸ばし正しい姿勢で首の体操(左右・前後に倒す・左回し右回し)、後頭部で指を組み手を頭で押し合いっこをする。(手は前に、頭は後ろに押す)
・腕を両脇に下した状態から肩を上にすくめて一気に力を抜いて下すを5回くらい(この時も姿勢は真っ直ぐ、頭は前に倒さない)をやると良いです。
○ 自己流のマッサージは筋肉を傷める可能性がありますので注意しましょう! つぶやきバックナンバー
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