熱中症対策には水分補給は大事ですが、どんなものが良いのでしょうか?
今は色々な商品が販売されているので非常に便利ですね。水分と一緒に失われる塩分を効率良く補うことができます。
特に多量発汗時には0.1~0.2%の塩が入ってる物が良いとされています。(商品の成分表にある100ml中にナトリウム40~80g)
代表的なのがスポーツドリンクですが、激しい運動においての水分補給としては良いとは思います。ただ、市販している物は飲み易くするために糖分が多く入っているのであまり飲み過ぎてしまうと他の要因になってしまうこともあるので注意が必要です。ガブガブと飲まいないで少量をこまめに飲むことが良いでしょう!
飲む量は一回につき200~250mlくらいを一時間に数回飲む事をお薦めします。もしくは売っている状態のままではなく、味は落ちますが水で半分くらいに薄めたものを飲むようにすると良いと思います。そうすれば必要な電解質は取れることと、必要以上に飲むことを抑えられます。(ペットボトル症候群の予防)
温度はあまり冷たすぎない5~15℃くらいが良いと思います。
また、自分で作ることもできます。「経口飲料補水液」というユニセフでも推奨しているもので、作り方は
水…1リットル 砂糖…大さじ4 塩…小さじ3 と レモン果汁…大さじ2 を良く混ぜた物です。(ペットボトルのふた2杯=大さじ1=小さじ3)これを冷蔵庫に常備しておくのも良いと思います。ただし、こちらも少量をこまめに摂ることが大事です。
特に脱水症状のような場合はこの「経口飲料補水液」の方が適しているようです。
ここで注目したいのは、実は熱中症はその日の水分不足だけが原因ではなくて数日前からの水分不足が原因になっていることです。その日だけ慌てて摂るということではなくて日頃から心掛けておくことが大事だということです!
そこで色々な商品が出ていますが、一番お薦めしたい飲み物は昔ながらの日本人になじみの深い「麦茶」です!
前回のクエン酸のところでもお話しましたが、昔からその時期の物を食べたり、飲んだりするのにはちゃんと意味があります。麦茶もその一つです。小さい頃から当たり前のように夏場になると作ってある麦茶は夏の風物詩でもあり、実は天然の機能性飲料です。
麦茶はコーヒー、紅茶、緑茶のようなカフェイン・タンニンもないので安心して赤ちゃんにも飲ますことができます。もちろんカロリーなく、何よりミネラル(ナトリウム・カリウム・マグネシウムなど)が入っているということです!
効果としては汗をかくことで失われた必要なミネラルを補えること、身体の熱を下げる効果があり、最近では麦茶の独特の香りの成分アルキルピラジン類(大麦を焙煎することで発生)が血液の流れを良くする作用があると研究でわかっています。
さらには、胃の粘膜を保護する作用、糖尿病合併症予防効果、炎症を抑える作用、抗酸化作用もあるためガン、脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果にも期待されています。
新しい物も良いですが、昔から今に続くものの意味を知り見つめ直すのも大事だと思います。そして日頃から食生活も気を付けることが何より大事です!
梅干し・酢・果物(柑橘類)=クエン酸を摂り、飲み物は麦茶を飲んで暑い夏を乗り切りましょう! つぶやきバックナンバー
当院でも常時、待合室においしい水で入れた麦茶を用意してありますのでご自由にお召し上がりください。
ふじみ野 整体 カイロプラクティック Healing & Care 市沢カイロプラクティック 嶋田