今日、非常に嬉しいことがありました!
今年の1月に脳梗塞を起こし、左半身の麻痺が残る患者さんから
「左の小指と人差し指が動くようになりました!」
と喜びの声がありました。
1週間くらい前にふと動くことに気付いたそうです。
動いているその指と、その患者さんの笑顔を見た時は本当に嬉しかった。ジーンとくるものがありました。(あんな笑顔は来院してたぶん初めて)
一般的に脳梗塞後の機能回復が見込めるのは6ヶ月と言われていて、以降はそれ以上の改善は見込めないとされることが多いのです。(現時点で9ヶ月)
当院に最初に来られたのは5月に1回のみ、以前からここに来ている奥様と一緒に入院中の一時帰宅を利用して来られました。
その次は退院をされてから、9月中旬から定期的に来られるようになっています。(この時点で脳梗塞からすでに8ヶ月経過)
当初は自分の意思では指を曲げれても伸ばしたり動かせませんでしたが、自分の意思で動くようになり、腕自体の力も力強くなりました。
これはまさしく、ご本人の諦めない気持ちと努力、そして奥様の支えがあってこそ!
一般的には「6ヶ月の壁」と言われていますが、あくまでも統計的にです。
ヒトの身体はまだまだ解らないことだらけなんです。どんな可能性があるかなんて誰にもわかりません。
「可能性を信じて、諦めるず、信じて、努力する」
改めて大事なことだな感じました。
本当に嬉しかった!!そして、これからもどこまで機能回復ができるかわかりませんが、患者さんと共に可能性を信じて続けていきたいと思います。