普段の生活の中や仕事において、身体のちょっとした使い方や体勢で歪みを引き起こしづらくしたり、痛めることを防ぐこともできるんです。
例えば、料理や掃除などをしている時の身体の状態を見てみると、
利き手側が身体の前や身体の正面(胸元)にきてることが多いと思います。使いやすいので当然なことですが…
実はこのままの状態では常に身体(骨盤)の捻じっていることになります。(右利きなら身体が左側に)
その場合のちょっとした工夫ですが、
同じ側の足を後ろに少し引くようにすると骨盤が捻じれないで済みます。
(右利きの場合)
足をつま先平行の状態で肩幅に開いて立ったら、右足を少し後ろに引きます(左足の土踏まずの真ん中くらい)
この足の位置で料理などのある一定の位置で立ち作業する場合には骨盤に捻じを防ぐことができます。
足の引き具合は手(腕)が前に出る具合に合わせてもらうと良いと思います。
掃除機などを使用する時は
腕の動きも前方大きく伸ばす状態になりますので、それに合わせて足も大きく後ろに引くようにします(アキレス腱のストレッチのように)
この体勢をとると骨盤が捻じれず、正面に向くようになるので身体もより安定しますので結果的に痛めなくなります。ちょっとした筋トレにもなります。
料理や掃除に限らず、仕事や何かの作業の時にこの身体の使い方をすることをお薦めします。
(座っての作業の時)
例えば、書き物やを手作業するような時は利き手側が前や胸元になるので、同側の足を少しだけ後ろに引くように座ると骨盤が捻じれません。
(右の場合)
ちなみに…
あまり意識しないように自然にやってもらいたのですが、
足を肩幅に開いて立った状態から利き手を前に伸ばし、その状態で同側の足を前に出してみてください。
その状態のまま目を下にやり骨盤を見てください。
捻じれていることに気づかれると思います。
普段何気ない身体の使い方でも実は繰り返される動作によって身体(骨盤)の捻じれは引き起こされます。
これは歩いている時と同じ原理です。無意識で腕と脚は互い違いに動くのと同じです。
身体の構造的安定です。
これだけで全て防げるわけではありませんがやってみる価値は大です!
特にこの時期は料理や掃除をすることがいつも以上に多くなったり、普段やらないこともやったりで身体を痛める方が多いので身体の使い方を見直してもらうと良いと思います。