前回、頭寒足熱の話の中で頭を冷やす事の意味と重要性を少しお話ししましたが、今回は冷やす事と同じ位重要な「枕」のお話をしようと思います。一日の中で約三分の一の割合(中にはそんなに無い方も多いかもしれないですが)を占める睡眠をより快適に、充実したものにするということ重要だと思います。人によっては枕を毎年のように買い替えたり、専門店で高級な物を作ったりする方もいらっしゃると良く聞きます。今はさまざまな種類の枕があります。寝やすいことは大前提ではありますが、場合によっては生命の自然な営み(生理的機能)に合っていないものも少なくありません。
では、ここで「生理的な枕」って?ということになりますが、睡眠によって記憶の整理と身体の休息をしているのですが、この時に実は頭蓋骨にあるヒビ(縫合)の部分があり、その部分は緩めたり締めたりとわずかですが動いています。この動きは日中に脳を使った時にできた不要産生物質を熱エネルギーに変換し放出する仕組みで熱から脳を守っていますので、この動きを妨げない枕を選んで頂きたいと思います!
①あまり高すぎない物…高い枕は過度に首から肩を引っ張ることで筋肉はもちろん、関節間も広げ過ぎてしまうことなり通常の首の弯曲(前弯)とは逆方向(後弯もしくはストレート)になってしまうことで寝ている間も緊張した状態になってしまいますの肩、首のコリや痛みを起こしやすい。また寝てる間気道も狭めてしまいますので良くありません。
②過度に密着しない物…あまり頭に密着していると血管を圧迫していまうので鬱熱(うつねつ)して脳幹部分などの温度を上げてしまうこになり、脳は体に熱を下げさせるために寝汗をかかせる命令を出します。すぐに水分補給できれば良いですが、エアコンなどで寝苦しさを感じないと知らず知らず脱水症状を起こし血液の粘度を増すことによって、脳梗塞の危険性が高まる可能性もあります。脳への負担を考えると枕のもち上げ角度は血液が心臓に自然還流する約5度~6度(年齢により可変)の角度が良いでしょう。
なかなか自分に合った枕が無い、どんな枕が良いかわからない。など枕でお困りの方も当院にご相談ください。
ふじみ野 整体 カイロプラクティック Healing & Care 市沢カイロプラクティック 嶋田