数日前の我が家でのこと。
仕事を終えて自宅に帰ると、居間に神妙な面持ちの両親がいました。
「何かあったの?」と聞くと
母親が「なんか、ついにマズイことになったかも…」と
「どういうこと?」と聞くと
日中(出先で)に突然、右胸の下から脇辺りに強い痛みが走り、何をするにも息をするにも痛くて仕方ない状態になってしまったそうです。
帰ってきてから、アイシングをしながら安静にしていたが痛みは全然治まらず、我慢できないくらいの初めて経験する痛みと不安とで病院(内科・外科もある)に行ったそうです。
病院ではレントゲン検査、心電図、血液検査をしたそうです。(念のためのことだと思いますが…)
先生曰く、「骨にも異常は無いし、心電図を異常がないので痛みの原因が解らない…」(後日、血液検査も異常なし)
さらに、「今夜、痛みが増したりするようなら大きな病院に緊急搬送で行くように」と。 ← これが一番の恐怖
(坐薬と湿布は処方されました。)
そう言われた母親は帰り道、最悪のことが頭をよぎり足がガクガク、不安ながら帰ってきたそうです。
母親は80歳にもなりますし、持病も多くありますので病院の先生にそんなこと言われたので「ついに…」と思ったそうです。
それを聞いた自分は再度、母親に「どこが、どうように、どんな感じに痛いのか?」「息を吸う時に痛いのか吐く時に痛いのか?」など聞き、「どの動作が痛くて、痛くないのがどの動作なのか?」を確認したところ、
右肋間筋(肋骨と肋骨との間にある筋肉)を痛めているのではないかな?と判断しました。
痛み場所を探ってみると、周辺の背中側(脊柱と肋骨の関節近く)から胸側の肋骨と肋骨の間に痛みがありましたので間違いないかなと。
原因としては身体(骨盤や脊柱・胸郭全体)の捻じれが原因により肋骨の動き、周辺の関節等にストレスをかけ、結果的に周辺の筋肉等に異常な引きつれを起こしたりすることがあります。
今回はふとした動作で瞬間的に引きつれが強く出で結果的に痛めたのではないかと思います。
(また、肋間神経痛のような痛みやビリビリしたシビレなど引き起こしたりすることもあります。)
そう判断して、その日は出来る範囲での施術と肋間の動きを助けるテーピングを施しました。しばらくすると痛みはあるが動けて呼吸をするが楽になりました。痛みも増すこともなく、夜中のトイレも無事に行けたとか。(笑)
翌日以降は脊柱(背骨)と肋間のケアをできる器具も持って帰り、自宅にて器具による施術とテーピングをし直し順調に回復しています。
まだ若干の痛みが残ってますが、ほぼ問題なく動けるようになっています。
相当の不安と落ち込み様でしたが、笑顔も戻って一安心というところです。