先日、「脂肪肝改善、1日30分以上の早歩きで」という記事がありました。
食べ過ぎなどによる脂肪肝は、早歩き程度の少し強めの運動を毎日30分以上続けると改善する、との研究結果を筑波大の研究チームが発表。
改善が期待できるのは、過度の飲酒が原因ではない非アルコール性脂肪肝疾患。体重は減らなくても効果がある。
肥満男性169人を対象にエネルギー消費量が安静時の3倍以上となる「中高強度の運動」を取り組んだ時間別にグループ分けして、脂肪肝の改善状況を比較。
それによると、運動時間が長いほど、内臓脂肪面積や血中の中性脂肪濃度などが減少。特に週250分以上の運動をしたグループは、肝臓の炎症を防ぐ物質や善玉コレステロールが増え、細胞を傷つける物質は減っていた。血液の遺伝子解析でも、肝臓の脂肪蓄積を抑える働きが活発になっていることが分かったとういう (朝日新聞デジタルより)
ここでのポイントは
①毎日 ②30分以上 ③早歩き
普段身体を動かすこと(仕事以外で)をあまりやっていない方、歩いていない方からすると、
「毎日は無理」「30分以上なんてできない」「そんな時間がない」 という印象だと思います。
でも少しの工夫をすれば毎日30分以上歩くことは出来ると思いますが、
まずは、ちょっとした距離や時間から始めてみると良いと思います。
いつもちょっとした距離でも自転車や車に乗ってしまうのをやめて歩いてみる。
最初はこれからやっていけば良いと思います。
特に今、「身体のことが気になっている」「生活習慣病の改善をしたい」という方は本気になってもらってすぐにでも始めてもらいたいですが…。
毎日早歩きを30分以上出来ればいいのですが、最初からハードルが高いと苦痛になってしまうので
まずは、できるだけ「毎日続けるを目標」にして少しの時間や距離でもいいから歩く、
次は「30分以上の連続で歩く」を目標にして、慣れてきたら時間をのばしていく
さらに慣れてきたら早歩きをする(いつもよりすこしだけ歩幅を広げる)
こんな感じでいいと思います。
やっていくうちに時間も距離も自然と長くなり、歩くことも苦痛にならなくなります。
最初のうちはアチコチ痛くなるかもしれません。
それは普段歩いていなかったり運動していない証拠です。また歩くための筋肉が衰えている証拠でもあります。
歩き方には色々ありますが、まずは下を向かず前を向いて、背筋を伸ばして歩くことを意識するだけでも違います。
歩くことは脂肪肝の改善や脂肪燃焼効果・ダイエットだけではなく、身体にとって非常に効果の高い有酸素運動であり、ごく自然な運動なので身体にとって安全です。(ケガをしにくい)
また、歩く速度によっては、自律神経系やホルモンの働き、呼吸循環器系、泌尿器系、筋骨格系などの強化や助けになることもわかっていますのでぜひ歩くことから始めてみてはいかがでしょうか?
当院では常に歩くことはアドバイスしていますが、効果的な歩き方など知りたい方は問い合わせください。
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